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からつくんち
からつくんち:くんちの歴史:呉服町のくんち:行事紹介:くんちを支える女性たち:笛の練習

祭
故郷の祭り
胸に火つける唐津くんち!
祭りと言えば、故郷を離れても唐津くんちが一番すばらしいと思っている。
仕事で日本各地を歩き、華やかなもの、由緒あるもの、人情味あふれるものと、色々な祭りを見たが、その考えは変わらない。
町を流れる川に、赤い灯を墨のような川面に映し、小舟が笛や太鼓を鳴らす。
そのものうげな音が近づく祭りを告げ、町や人の胸に火がついて炎となり、一気に大爆発して、唐津くんちは涙で終わる。
くんちを終えた唐津ほど、印象深く、愛着を感じさせる町はない。
海も空も、町も人も色は失せ、すべて白い空気となる。
人を愛し、町を誇り、幸せに狂って、世の哀しみなどけとばした歓喜の叫びも、怒濤のような気迫も一夜にして消え、猫の息さえ感じない。
光は影を伴い、喜びは悲しみを含むように、この祭りは人生の滴にふれるようだ。
町も人も、空白になった心に法被を着せ、再びめぐり来る祭りへの想いを積み重ねながら、何事もなかったように、その日その日の時を縫う。
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文:中島 潔
日本画家、厳木町出身
佐賀新聞より抜粋
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